2018年3月26日月曜日

スタッフブログ終了のお知らせ

桜ライン311事務局のけんけんこと、清水健太です。2014年に私が入局してから、丸4年間。初年度のころは週4回の更新を誇っていたスタッフブログですが、長らく更新も途絶え途絶えになっていました。


さてさて。このたび正式に閉鎖することとなりました!閉鎖といっても完全に消失するというわけではなく、ホームページリニューアルに伴って、Bloggerのサービスを利用したブログは閉鎖し、新ホームページに一本化して装いあらたに情報発信をしていきます。


このブログのコンセプトは、私たちスタッフの「人となり」を支援者の皆さまにも知ってもらいたいと考えてはじめたものでした。かしこまった言葉を使わずに、普段の事務局の様子や植樹会の裏側、準備の様子などを情報発信の一環として取り組んできました。私自身、桜ライン311に入局してはじめて取り組んだのがこのブログでしたので、たくさんの方々に見ていただけるようになり、アクセス数が伸びるたびに嬉しく感謝の気持ちが湧いてきました。本当にありがとうございました。


このブログは2018年4月11日を持ちまして閉鎖いたします。引き続き、ホームページにご注目ください!

桜ライン311事務局
清水健太

2017年8月1日火曜日

ヒロトとノアの職場体験記!インタビュ〜してきました編


おひさしブログの時間でございます。桜ライン広報担当の清水です。今日はですね、なんと!桜ラインに初めて陸前高田市立第一中学校の生徒が「職場体験」にきたのです!!

桜ラインに来て、何を体験させるのよ…

とちょっとだけ悩みましたが、色々と考えた結果、今回は僕が普段やっている「広報業務」を体験してもらうことにしました!!「地権者さんにインタビューをし、写真を撮り、記事を書き、ブログで公開する」という、中学生2人の2日間の奮闘記でございます。

ここから下の部分から、中学生がつくった記事になります。最後までお楽しみください!!

自己紹介


野球部のヒロトと、柔道部のノア
「ヒロト」
こんにちは、ヒロトです。僕は野球が好きで、いつもプロ野球を見ています。もちろん、部活は野球部です。いつも失敗をして怒られています。この前は走塁が下手くそだと言われ、すごく怒られました。でも、怒られても野球は大好きです!

特技をペンを回すことです。今では10種類の技ができるようになりました。学校でよく回していますが、バレて怒られています。


「ノア」
こんにちは!ノアです。名前的には女の子だと思われがちだけど、男として14年間生きさせてもらっています(^^)

部活は柔道をしています。「みんなからは、そんな体で柔道やってるの?」と言われることが多いですが、50kg級で東北大会に出場してきます。休みがあれば、映画鑑賞をしています。最近は、「カーズ」がマイブームです。

地権者さんにインタビュー


渡辺鉦悦さん。当時のことをたくさん話してくれました。
僕たちがインタビューしてきたのは、陸前高田市小友町で暮らしている渡辺鉦悦さん(せいえつさん・78歳)。

元建設技術社員で、今は絵描きをしています。家にかざってある絵はとても大きくて、津波の絵などを描いていました。中央公募展や気仙の芸術祭など、いろいろなところへ出展をしているそうです。鉦悦さんの話はとても面白くて、いろいろなことを話してくれる優しい人でした。

鉦悦さんの描いた絵。震災をイメージして描いた作品が家中に。
被災したときの鉦悦さんは自宅近くのアトリエで絵を描いていて、津波がまさかくるとは思っていなかったそうです。しかし、もう一度揺れたら家の中に入れなくなるのではないかと考え、家の窓やドアを全て開けて避難をしたそうです。

鉦悦さんの家の外壁にも絵が。
そして窓やドアを開けていたおかげか、築40年がすぎていて天井に近い時計のところまで水が入ってきましたが、家は流されることなく残ったそうです。

津波到達点をしるす竹の杭

震災後すぐに、鉦悦さんは津波の記録を残すことを思い立ちました。それは、農業林業漁業でなく、技術職だったことが理由だったのかもしれないそうです。最初は、竹で津波の跡を残すことをしていました。そのとき、桜ラインの桜植樹の話を聞いて、この活動に賛同し、桜を植える活動に協力したことがきっかけで桜ラインと深く関わるようになりました。

桜ライン311の説明資料。当時のメンバーの名刺もありました
これから津波の記録を残していくには、どうしても桜を植えられない場所には映像で映し出したり、写真や資料を作り、震災を知らない人たちへ伝えていく必要があるのかもしれないと仰っていました。

実際に植樹してある現場も見てきました

さいごに(感想)


僕は2日間で写真を撮ったり、文の作成をしてきました。写真を撮るのも、ポイントを押さえたり、文も間違いがあってはいけないのでとても大変な作業でした。しかし、普段ではできないとても貴重な体験ですごくおもしろかったし、楽しかったです。なので、この経験を忘れずに今回学んだことを学校などいろいろな場面で生かしていきたいです。(ノア)

僕は2日間の間でインタビューと撮った写真の加工をする仕事をさせていただきました。特に僕はインタビューをして感じたことがあります。それは、インタビューは心をつなぐ大切なものだと僕は感じました。そのおかげで僕は、人と人との心をつなげることができました。桜ラインの仕事を体験できて本当に良かったです。2日間で学んだことを学校生活などに生かしていきたいと思います。(ヒロト)

2人ともお疲れ様でした!!


2017年5月9日火曜日

【連載】Shimi's eye vol.2「つながり大作戦」

こんにちは!
Shimi's eye第1回「中井の時代」の反響が
思いの外ありましたもんで、
鼻高々な事務局の清水です。笑

連休中は皆さま、いかがお過ごしでしたか?
清水はと言いますと、連休をいただきまして

・那須塩原の素晴らしい源泉掛け流し温泉宿に宿泊
・東京の実家に里帰り
・山梨県でアイスクリーム食べ放題で無料の工場見学
アバッセたかたでお買い物
・30年前の8mmビデオに残された家族映像のデータ化に成功!

などなど、しっかりと休養を取らせていただきました。
絶賛五月病です!

途中、ちょっとびっくりなハプニングにも見舞われつつ…苦笑
そのあたりについて興味ある人は、
ぜひぜひ個人的に聞いてみてください。笑

さてさて、話を戻します。
清水が清水独自の切り口と目線で
2017年春シーズンを振り返る
Shimi's Eyeの第2回は、
植樹会前にやってきた強力な助っ人

つながり大作戦

の皆さんとの半日奮闘記をお送りします!


東日本大震災発生後、私たち学生と
被災地とのつながりの中で感じた、
【教訓】【つながり】【復興】の「風化防止」の

重要さを全国各地で伝える学生団体
(HPより抜粋)

鹿児島県
宮崎県
山口県
愛媛県
徳島県
山梨県

と、つながり大作戦は全国に支部のある学生団体です。
今回は、第3回つながりキャンプで東北をまわる最中、
当会へボランティアにきてくれたわけなんです。
※つながりキャンプの詳細はぜひリンク

お手伝いにきてくれたのが3月8日。
3月8日です。

そう、3月18日と25日に植樹会を控え
ドタバタしはじめるそんな時期です。
そんなジャストなタイミングで
彼ら(彼女ら)は来てくれたんです。


この時期に何がドタバタするのかと言いますと、
なにを隠そう事前準備です。
植樹会を開催するにあたりマニュアルや
各種資料・書類を整理するのもありますが
以外と時間がかかるのが写真の「植樹資材準備」。

今春の植樹会でいえば、全部で139本の桜を植樹しました。
139本の桜を植樹するために使う資材となると、
これが結構な量になります。

もともと小分けで売っているものも
あったりしますが、これが結構お高いんです。
桜ライン311では、大きめのものをまとめ買いして、
ひとつひとつの資材を安く済ませられるようにしています。


こういったロールを、必要な長さにチョキチョキ。


結ぶための紐も、長いものをチョキチョキ。


桜の目印に使うピンクのリボンもチョキチョキ。

そう、植樹会前は
チョキチョキ地獄なのです!
1回の準備で、普通のハサミの柄が
ボロボロになるくらいチョキチョキします。
手袋もボロボロです。
握力が80kgくらいになりそうな勢いです。

いつもはこれを、自分と正也さんの2名で行います。
おそらく、このブログをお読みの皆さまには
総量のイメージが全然わかないと思うんですけど

結構、大変なんです。
ゴールの見えないマラソンとでもいいますか…笑
いや、別にそこまで言うほど大変でもないんですけど、
2人でやると、いつも大体2日間〜3日間はかかってしまいます。
チョキチョキだけで、です。笑

そこに現れた救世主が、
つながり大作戦の皆さんな訳です!


20人ちかくのお手伝いのおかげで、
今春の植樹会のみならず、今秋の植樹会、
モノによってはさらに次の植樹会まで
資材を切り分けることができました。

いや〜〜〜〜〜これには本当に大助かりです。
本当に助かりました。

途中、女子大生たちが明らかに
「コイバナ」をしていたので
なになになんの話????
なんて、白々しく話しかけてしまいました。笑

なにやら、付き合いたての子がいたみたいで!
すごくニヤニヤほっこりしてしまいました。
あれから2ヶ月、うまくいっているでしょうか。笑

男子勢には、植樹会で使う苗木の方もお手伝いしてもらいました

と、終始にぎやかに作業をさせていただきました。
にぎやかな中でも少しばかりですが
いろいろと話もしましたね。

僕が陸前高田にきた経緯とか
今陸前高田に住んでいて感じること
桜ラインの活動のこととか。

もっと東北に、陸前高田にくる人を増やしたり
リピーターを増やすにはどうしたら??
なんていう話もしました。

学生たちもそれぞれ、
普段の生活のなかでも東北を思っていたり
今だからこそできることは何か?と
考えてくれていたりしているようでした。

嬉しく思う一方で、まだまだ
何か(ボランティア)をしないといけない街
ただただ、遊びにきてくれるだけでも、
この街にとって大きなプラスだと思うんですけどね…。


今度は

ただ単純に、俺に会うため
遊びに来てくれよ!!

と、自意識過剰気味に言い放ち、
学生たちを若干引き気味に
させてしまった清水なのでした。笑

なにはともあれ、
本当に大助かりな植樹会前の救世主。
本当にありがとうございました!!

次回のShimi's eyeは何を取り上げようかな?
未定ですが、次回もお楽しみに!!


2017年4月26日水曜日

【ちょっと告知】いよいよ明日!「アバッセたかた」オープン!

こんにちは!事務局の清水です。

前回のShimi's eyeは中々好評だったようで、
いろいろな方々からコメントをいただきました!
ご覧いただきまして、本当にありがとうございます。

さてさて、本日はちょっと
まちの方に視線を向けます。
いよいよ明日、4月27日にオープンを控えた
「アバッセたかた」のお話です!

公式ホームページ
http://abassetakata.jp/


はい、こちらがアバッセたかたです。
大型スーパー、大型衣料点、ドラッグストア
カフェや100均、トレーニングジムまであります。
市立図書館が併設されることになっていまして、
かなり凝縮された複合商業施設です。


4月に入ってからは連日連夜、
明かりがつきっぱなし。
オープン前、どの店舗もかなり
準備に追われているようです。

先日街灯が灯り始めましたが、
「ここはほんとに陸前高田」なのか
不安になってくるほど、
なかなかの違和感を感じます。

違和感というと語弊があるかもしれませんね。
たぶん、見慣れてないだけだと思います。
東京や横浜とまではいかないかもしれませんが、
わが故郷・東京の調布市より
都会に見えてきたから不思議です。笑


話を戻します。
アバッセたかたのオープンウィークは、
ド派手に!!というわけではありませんが、
様々なイベントや出店があるようです。
地元紙・東海新報によりますと…
このような感じになっています。
地元出身の俳優・村上弘明さんも来るようですね!


さてさてさて
なぜこのアバッセをブログで
取り上げているかといいますと

陸前高田で活動しているNPOが集まって
みんなでアバッセを盛り上げよう!
と奮闘しているからなんです。

・女性の口コミが集まるにぎわい掲示板
・記念写真撮影コーナー
・巨大万華鏡に入って遊ぼう!
・中心市街地プロモーションムービー上映
・おやこの広場きらりんきっずコーナー

この5つが、期間限定で楽しめます。
桜ライン311として何かを出展するわけではないのですが、
本当に微力ながらお手伝いをさせていただきました。


記念撮影ができる顔出しパネルはなんと手作り!!
どこの観光地にいっても大体あるのがこの顔出しパネルですが、
いやはや、これがものすごいクオリティなんですよ。
よもや手作りできるものとは思っていませんでした。笑

巨大万華鏡の搬入をお手伝いしました。
僕は都合、何度かアバッセたかたの中に
入ったことがあるんですが、
実はまだ「土禁」なんですね。
なんだかそれもすごく新鮮というか
今しかできない貴重な体験だなと思います。

搬入作業をしていたら、たこ焼き「あべや」さんから
たい焼きの差し入れが。笑


ちなみに、完成した顔出しパネルがこちら。





顔出しパネルを楽しむ最大の秘訣は


恥ずかしがらずに



精一杯ふざけるはしゃぐ
です。笑

このパネルは4月27日〜30日まで置いてあるそうなので
見かけたらバシャバシャと写真を撮りましょう。

明日27日と28日は、僕も現場へお手伝いにいっています!
見かけたら声をかけてくださいね。

絶妙な指示出しと軽快なトークで
最高の顔出しショット
をあなたに届けます。笑

アバッセは気仙語で「行こうよ」

地元のNPO同士、横のつながりが
とっても大切だなと思う今日この頃。

普段の活動の垣根を越えて
協力しあってまちの中に
深く関わっていきたいと
そんな風に思う私なのでした。



そんなかんじで、今回は告知色全開で
高田のホットワード「アバッセたかた」を
お送りしたブログになりました。

明日から11日間のオープンウィーク。
なにやら近隣の宿は埋まっているらしいです。
帰省で戻られるみなさんも、
旅行をお考えのみなさんも皆一緒に

「アバッセにあばっせ!」

次回はまた戻ってShimi's Eye!
乞うご期待くださいませ。
それでは。


2017年3月31日金曜日

【連載】Shimi's eye vol.1「中井の時代」

こんにちは!事務局の清水です。

ドタバタした植樹会のシーズンが
ようやく終わりました!
準備から植樹会当日まで、
多くの人に関わっていただき
この春も事故なく無事にシーズンを
終えることができました。
本当にありがとうございました。

事務局内でも少し落ち着いてきたところで、
清水が清水独自の切り口と目線で
2017年春シーズンを振り返る、題して
「Shimi's eye」
の連載をスタートします!
※全何回になるかわかりません。苦笑

活躍してくれた資材たちも、秋シーズンまでおやすみ。
さてさて。

桜ライン311では、一般参加のある植樹会の他に
「学校植樹会」というものを設定しています。
東日本大震災を後世に伝えるために、
これからの時代を担う子どもたちへ
アプローチしていくことが、とても
重要なことだと位置づけています。

この春には、全部で5校との学校植樹会を開催しました。


今回、第1回の記事として取り上げるのは、
その学校植樹会から「岩手県立大東高校」
との植樹会です!(3月6日開催)

大東高校は陸前高田市のお隣り、
一関市にある高校です。
2014年3月に開催してから、
今年で4年連続4回目の開催となりました。
毎年、高校2年生の子どもたちが
陸前高田にきてくれています。

写真上:2014年 写真下:2016年
当団体を深く知っている方はなんとなく
気がついているかもしれませんが
桜ライン311のスタッフは
超個性的な集団です。

それぞれのスタッフが、それぞれに得意とする武器があります。
矢作さんと伊勢さんの女子グループは、
主におじさま相手が得意。
特に伊勢さんは地元での人気は半端ではありません。
気がついたら、近くのおじさまから
植樹の許可をいただいてきたりします。

一方僕なんかは
精神年齢があまり離れていないので
主に小学生〜高校生くらいの子どもたちと、
一瞬で仲良くなるという特技があります。
上の写真はその典型例ですね。笑
結果、仲良くなった学生たちが、
頻繁にSNSで反応してくれるのは嬉しいものです。

今回の大東高校植樹会では
普段とちょっと違うことがおこりました。


普段はカメラマンとして記録を担当している
副代表の中井さんです。※通称かっつぁん

基本的にはバシャバシャと写真を撮っているので
あまり高校生と絡むことはありません。

かっつぁん撮影。
しかし、今回のかっつぁんは一味違いました。
なんと女子高生から黄色い声があがったのです。

そしてなんと
ついたあだ名は「ガマちゃん」
でした。おそらく、カ◯ル的な何かと思われます。
全く物怖じしないキャラクターの子がいたんですね。笑

一見タダの悪口のようなんですけども、
「ガマちゃん写真撮ろう〜!」
と言われてまんざらでもなかった様子。

植樹会終了後の反省会では
「かっつぁん今回大人気でしたね」
という事務局のスタッフに対して
「俺の時代はすぐ終わった」
などというよくわからないことを言っていました。

一方、僕はというと、
けんけんというあだ名を全然覚えてもらえなくて
シンシンって呼ばれていたようです。
パンダじゃないんだぞ。

本業の他、イベントなどで音響の仕事もしています。
桜ライン副代表も兼ねるマルチな才能の持ち主。
東日本大震災を後世に伝えてゆくための植樹会。
一本一本鎮魂の思いを込めて植える桜ではありますが、
悲しい思いばかりでもダメかなと思います。

私たちの活動趣旨を理解してもらったうえで、
「楽しく」という言い方が正しいのかわかりませんが
記憶に残る植樹会にできたらと思います。

植樹の前には、翔馬さんの講演。
なぜ桜を植えるのか、大切なことを伝えます。
今回の植樹会のあとも、参加してくれた
みんなのリツイートやいいねをたくさんいただきました。
みんなが植樹した桜がちゃんと花を咲かせるように、
見守っていきたいとおもいます。



というような感じで、ゆるりとお届けした
第1回の「Shimi's eye」いかがでしたでしょうか?
次回の更新もお楽しみに!!