2014年10月7日火曜日

みっさいな

つどいの丘よりこんにちは。
事務局の塚本です。

昨日のけんけんのブログにもありましたが、
先週末の陸前高田はイベントづくし。
こっちに行けば、あっちに行けず…と
ある意味ちょっともったいないほどのイベント三昧。

私はといえば、陸前高田市在住にも関わらず二泊三日で広田町を訪れ
4年に一度の神事「鶴樹神社例大祭」へ行って参りました。
鶴樹神社のある広田町根岬(ねさき)は広田半島の端っこ。
その先に椿島をのぞむ漁師町。



祭りの日は台風接近も心配されましたが、見事に晴れ!
椿島にも美しく朝日が注いでおりました。



例大祭では大漁祈願の「梯子虎舞(はしごとらまい)」が奉納されます。
梯子虎舞とは長さ20mの梯子をおよそ50度の傾斜で立てた上で
命綱なしで唐獅子が舞う芸能。





と、言葉で言ってもなかなかそのすごさは伝わりにくいかと思いますし、
写真で撮ってもなかなかそのスケール感が表現しにくい、
それはそれは壮大なものでした。

子供たちは七福神に扮して舞います。
ブログタイトルの「みっさいな」はこのお囃子の唄の歌詞にある
「みっさいな、みっさいな」から。
これは「見てくださいな」の意味だそうです。
小さい体をめいっぱい動かして踊る子供たちを見守る大人たち。
お祭りを数回重ねると、いずれはあの梯子に上ってるんだろうなぁと
お祭りが続くことの意味深さを感じました。



東京生まれで東京育ちの私にとって、
お祭りに対しての意識は、どこかのコンサートに行くのと同じように
ひょいっとイベントに参加するくらいのものです。
先人たちとのつながり、人とのつながり、そして土地とのつながりを
こんなにも情深く表現し、ぶつけ合うお祭りを間近で観ることができ、
こうした場所があり、時間があることへの羨ましさでいっぱい。
素敵な出会いと貴重な体験溢れる週末なのでした。

お祭りの存在は、その空間すべてが触れるには恐れ多い神聖な存在で
その距離を縮めるまでには陸前高田市民としてまだまだ修業が必要です!
これから過ごす時間の楽しみが増しました。


おまけの1ショット



リョーマさんのおかあさんお手製の無花果の「甘露煮」。
なにしろ産直の店頭にお菓子をおろすほどの腕前のリョーマ母。
これは非売品!という激レアな一品をいただいてしまいました。
優しいおかあさんの味にリョーマさん家の毎日の食卓の贅沢さを
勝手に想像し勝手に羨む御三時。


寿

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