金曜日担当、佐々木リョーマです。
特にブログネタがないまま、担当曜日になってしまいました・・・。
仕方がないので、日常業務のことでもお伝えしようかと思います。
桜ライン311で植樹関係を担当している私は、現在、これまでに植えた苗の状況を確認する「ゼンカショカクニン」を主に担当しております。
「ゼンカショカクニン」、それは私ササキリョーマの中では、即ち「戦い」を意味します。
状況を確認する中で、様々な敵たちと遭遇しております・・・。
今回は、そんな「ゼンカショカクニン」の中で繰り広げられる戦いの一端を皆様にお伝えしたいと思います。
敵その1
「藪」
「ゼンカショカクニン」は、そもそも、ボランティアの皆様に植えていただいた桜をケアするために行うものです。そのケアをするには桜の側に行かなければなりません。
ですが、そこは大自然あふれる陸前高田の山の斜面。
これでもかと生い茂った草木がわが身に襲い掛かります。イバラやタラなどのトゲトゲ系の植物が行く手を阻みます。「ゼンカショカクニン」から帰ると大体何かしらのトゲが刺さっていますし、何かしらの虫もくっついてきたりします。
(写真の中に佐々木が隠れています。一人でトランプを始めるくらい暇なときに探してみて下さいね。)
敵その2
「ケムシ」
なんとか、藪をこいで桜にたどり着いたとしても、気は抜けません。
桜の木は、ケムシのビバリーヒルズです。桜の木周辺ではケムシさんたちが青春を謳歌しています。
シャレオツなヘアースタイルで「オレに触れるとカブれるZE☆」的なノリで近づき、女子をノックアウトします。(見た目で)
敵その3
「サクラコブアブラムシ」
この葉っぱを不気味に赤くさせている犯人が、サクラコブアブラムシという桜に住みつくアブラムシです。
赤くなっている部分は、筒状になっており、その中には大量のアブラムシがお住まいです。
このサクラコブアブラムシは、伝染病を媒介するため、見つけたら葉っぱを採って焼却処分しなければいけません。
大体、1本の木に大量に住みついているので、作業的にすごい厄介です。今年のゼンカショカクニンはコイツのせいで、大きくタイムロスしています。
敵その4
「カイガラムシ」
ぎゃーっ!
気持ち悪い!苦手な方、ごめんなさい。
この木に無数に付着している白い点々がカイガラムシという桜さんの天敵です。
樹木に寄生し、木の養分を吸い取り、最終的には枯らせてしまいます。
今年は既に2本、カイガラムシの被害により枯らされてしまいました・・・
「カイガラ」という名前のとおり、殻にこもっている虫で、駆除には劇薬を使用します。その薬品が、劇薬なだけあって激臭です。激クサです!!
相手に大ダメージを食らわせる代わりに、こちらも大ダメージを食らう(鼻に)という諸刃の剣を抜かなければなりません。
敵その5
「テング巣病ウィルス」
つい昨日、発症が確認された新たな敵、それがテング巣病ウィルスです。
今思えば、これまで戦ってきた敵は、まだ易しかったのかもしれない・・・
テング巣病ウィルスに感染すると、感染した箇所から、葉や小さい枝が異常に生えてきます。最終的には、やはり、木を枯らせてしまうのですが、厄介なのはウィルス性なので他の木に伝染してしまうということ。
感染を広げないためには、感染した枝を切り落とす必要があるのですが、その切り落としに使用したハサミにウィルスが付着するので、そのまま他の木にそのハサミを使用すると伝染してしまいます。
そういう、めちゃくちゃ怖いウィルスなのです。
敵その6
「太陽」
5月なのに30℃。
つらいです。
アイスおいしいです。
壮絶な長期戦「ゼンカショカクニン」は、まだまだ続きます・・・
リョーマ