2014年6月30日月曜日

まちづくりと桜ライン

こんばんは!
事務局のけんけんです。

ここのところ雨続きでしたが、
今日は久しぶりに快晴です。
気持ちよく、外作業に励んでまいりました!




今日の外作業は、苗木の回収作業。
陸前高田では今まさに造成工事が進んでおり、
一度植樹した桜の苗木も、
土地の利活用のために引き取る場合があります。


今日の現場では、シダレザクラを7本お預かりしてきました。
写真でみる通り、元気に大きく育ってくれていました。

一本一本丁寧に掘り起こし、
鉢にうつしていきます。


土の中に空気が混ざっていると、苗木の生育に支障をきたすため、
水をたっぷり入れて空気を抜きます。

それらを軽トラックにしっかり固定して、
桜ラインで苗木を管理している畑に運びます。



苗木の重量+14Lの黒土+14Lの培養土+水。
女性には重く、持ち上げられないくらいにはなってしまいます。

ここはアメフトで鍛えた僕がもっとも活躍するところでもあります。笑




鉢のサイズに合わせ畑に穴を掘り、
苗木同士がぶつかり合わないように植えます。





こうした仮植え作業には、いくつかの問題がついてまわります。

まず、今年流行してしまっている「サクラコブアブラムシ」。
畑に植えてある他の苗木たちに伝染してしまう可能性が高いため、
細かくチェックし、全て取り除きました。



掘り起こす時に根を傷つけてしまうという問題もあります。
桜の根は、地上に広がっている枝葉の部分と同じくらい地中に広がっているので、
どうしても根を切らねば鉢に入れて運搬することができません。




根が切れた部分から雑菌などが侵入してしまう可能性があるので、
薬をつけて鉢の中へ。




また、仮植え作業は時間との勝負でもあります。
桜自体、もともと非常に弱い植物。



この写真は、掘り起こしてから1時間程度が経過した状態の葉です。
わずかな時間の間にも、元気がなくなっている様子がみてとれます。
4人がかりで一日の間に全ての作業を完了させました。







苗木の生育のためには避けたい作業ですが、
陸前高田の復旧・復興の状態を考えると、仕方のないことかと思います。

これからも仮植え作業は増えてしまうと予想されますが、
苗木を元気な状態で保ち、また植えられるよう、
桜ライン311スタッフ一同、しっかりと管理させていただきます。



けんけん


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